DXという言葉に即しているか

昨今、「DX（デジタルトランスフォーメーション）」という言葉が大はやりです。
ビジネス系の記事を読んでいると、それを目にしない日はないと言ってもいいくらい、キーワードとして飛び交っています。

DXの本来の定義はさまざまなところで言い伝えられているので、ここで詳しくは語りませんが、企業や組織・文化などを変革させること。
何よりも『変革』が大事だということです。

しかし、単にデジタル化や情報システム化を進めることを「DX」と言っている場面も、ときどき耳目します。
それはただの業務改善では？と思えるようなことをDXという言葉を使って煽っているようなことも。

比喩的にいうと、今までそろばんを使って計算していたものを、「パソコンを使いましょう、それがDXです」というような内容のものです。

デジタル化やシステム化を進めることは、本来の目的ではないはず。
DXとは、あくまでデジタル技術を活用して、物事を変革させることが目的。

本当にそのデータ活用や新技術を導入することが変革につながるのか、それを見極めて「DX」という言葉を使いたいものです。