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経営コンサルタントのための物流コンサルティング入門講座

物流コンサルティング入門(3)~ WMSとは

■経営コンサルタントのための物流コンサルティング入門講座(3)

中小企業診断士などの経営コンサルタントは、業務の中で物流業のコンサルティングを行う機会もあるかと思います。
その中で物流業の特性や特徴、また独自に使われる用語など、物流業のコンサルティングを行ううえで知っておいた方がよい知識についてご紹介していきます。
第3回目は、WMSについて。

WMSとは、Warehouse Management Systemの略で、「倉庫管理システム」と言われるものです。
通称『だぶる えむ えす』と呼びます。

言葉の通り、倉庫を管理するシステムということになりますが、具体的には以下のような機能を持っています。

①ロケーション管理
倉庫にモノが入荷した際、そのモノをどこ(ロケーション)に、いくつ置いたかを登録する機能。

②出荷指示
出荷すべきモノを、どこ(ロケーション)から、いくつピッキングすべきかを指示する機能。先入れ先出し指示や出荷用帳票を出力する機能も含む。

③在庫移動指示
同一のモノが複数のロケーションに置かれている場合、ピッキングすべき場所に必要とされる数量を移動指示する機能。

④仕分け指示
該当のモノを出荷先別の箱に仕分ける指示を出す機能

⑤検品
入荷したモノや出荷するモノが、正しいモノ・数量であるかを判定する機能。

⑥棚卸判定
理論(データ)上の在庫数と、現物の在庫数を照合する機能。

他にもさまざまな機能を有したWMSがありますが、主には以上のような機能です。
これらからWMSとは“倉庫や物流センターを運営・管理するソフトウェア”ということになります。

また、倉庫・物流センターにはハンディターミナルやプリンター、搬送機器などの多くのハードウェアがあります。
それらハードウェアと連携し、物流現場のさまざまな運営をコントロールするものがWMSになります。

WMSを活用することによって、作業を効率化したり、ミスを防止して物流品質を向上させたりといったことが実現できるようになります。
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