Blog ブログ

Blog

HOME//ブログ//物流コンサルティング入門(17)~物流の5大機能とは

ブログ

物流コンサルティング入門(17)~物流の5大機能とは

■経営コンサルタントのための物流コンサルティング入門講座(17)


中小企業診断士などの経営コンサルタントが物流業や物流に関連するコンサルティングを行う際に知っておいていただきたい用語、物流の仕組みなどについて解説しております。
第17回目は、物流の5大機能について。


【5大機能の中身】
「物流」にはいくつかの機能があります。
モノを運ぶ、モノを保管する、モノを出荷するなど、さまざまな業務がありますが、それら物流の機能をまとめると以下のようになります。
①包装
②輸送
③保管
④荷役(にやく)
⑤流通加工

この5つが物流の5大機能と言われています。

この5つはどこから選ばれているかというと、JIS(Japanese Industrial Standards:日本産業規格)の用語にその定義があります。

JISの「物流」という用語の定義は
『物資を供給者から需要者へ,時間的及び空間的に移動する過程の活動。
一般的には,包装,輸送,保管,荷役,流通加工及びそれらに関連する情報の諸機能を総合的に管理する活動。
調達物流,生産物流,販売物流,回収物流(静脈物流),消費者物流など,対象領域を特定して呼ぶこともある。』
となっています。

ここに、上記の包装、輸送、保管、荷役、流通加工の5つが挙げられています。

なお、定義の中に「情報の諸機能」という言葉がありますので、5大機能に情報を加えて“6大機能”と言われることもあります。
(情報というのは、現代では物流に限らずあらゆる領域に関わるインフラなので、ここでは5大機能で説明します)

以下、それぞれの機能についてJISの定義がありますので、解説します。

【①包装】
「包装」のJISの定義は
『物品の輸送,保管,取引,使用などに当たって,その価値及び状態を維持するために,適切な材料,容器などに物品を収納すること及びそれらを施す技術,又は施した状態。
これを個装,内装及び外装の3種類に大別する。パッケージングともいう。』

包装はモノを資材でくるんだり、箱などの容器に入れたりすることです。
包装は、さらに「個装」、「内装」、「外装」に分かれるということになります。

【②輸送】
「輸送」のJISの定義は
『貨物をトラック,船舶,鉄道車両,航空機,その他の輸送機関によって,ある地点から他の地点へ移動させること。』

輸送は物流のメインとなる業務と言ってもいいでしょう。
物を流す“物流”は、他の地点に移動させることがベースになっていると思います。

【③保管】
「保管」のJISの定義は
『物資を一定の場所において,品質,数量の保持など適正な管理の下で,ある期間蔵置すること。』

保管は在庫を持つ企業では必然となる機能ですね。

【④荷役(にやく)】
「荷役」のJISの定義は
『物流過程における物資の積卸し,運搬,積付け,ピッキング,仕分け,荷ぞろえなどの作業及びこれに付随する作業。』

荷役にはさまざまな行為がありますが、基本的には人間や機器・機械が物流に必要となる作業を行うことを指します。
物流においてはあらゆる拠点で必ず発生する作業ですね。

【⑤流通加工】
「流通加工」のJISの定義は
『流通過程の倉庫,物流センター,店舗などで商品に加工すること。
生鮮食品又は繊維品の二次加工,小分け商品化包装,値札付け,鉄鋼・ガラスなど生産財の裁断,注文に対応する機器の組立て・組替え及び塗装替えなどをいう。』

流通加工もさまざまな業務があります。
モノとモノを組み合わせてセットしたり、タグやラベルを付けたり、組み立てたり、カットしたりといった業務をまとめて流通加工と呼んでいます。
流通加工の種類は無限にあると言っていいでしょう。

【まとめ】
企業や拠点によっては5大機能のうち3つとか4つとかの組み合わせ(たとえば、包装と保管と荷役)で物流が成り立っていることもありますが、物流業務全般では上述の5つの機能(または情報を加えた6大機能)があるということです。
SHARE
シェアする
[addtoany]

ブログ一覧