物流コンサルティング入門(13)~ユニック車とは(呼称に注意)
■経営コンサルタントのための物流コンサルティング入門講座(13)
中小企業診断士などの経営コンサルタントが物流業や物流に関するコンサルティングを行う際に知っておいていただきたい用語、物流の仕組みなどについて解説しております。
第13回目は、トラックのユニック車について。

トラック運送業の調査をする際、所有しているトラックの車種を把握する必要がある場合があります。
たとえば、「大型(10tクラス)が10台」、「中型(4tクラス)が5台」といったように、車種ごとの所有台数を調べる場合です。
多くの場合、企業の経営者や担当者にヒアリングし、台数を教えてもらいます。
その際、先方から「ユニック車が3台」といった回答が来ることがあります。
ユニック車とは、下の写真のように平ボディのトラックにクレーンが付いているものです。

機械や大きな資材など、クレーンを使って積み降ろしする必要があるものを運ぶためのトラックです。
このクレーンのことを、通称「ユニック」と呼ぶ人が多くいます。
ただし、「ユニック」という言い方は、古河ユニック株式会社の登録商標なので注意が必要です。
同社が製造しているクレーンの商標が「ユニック」という名称になっています。
そのため、公的な機関に提出するような資料や、割と厳密さが要求されるような資料(たとえば経営改善計画書やデューデリジェンス報告書など)では、ユニック車という表記は避けたほうが無難です。
全日本トラック協会のホームページでは、このタイプを「クレーン付きトラック」と紹介しています。
他の呼び方では「クレーン車」と言われることがありますので、私の場合はたとえば「4tクレーン車」といった表記をするようにしています。
ちなみに、トラックに装備するクレーンは古河ユニック社だけでなく、他のメーカーでも製造しています。そのメーカーは当然「ユニック車」という言い方はしません。
運送会社の経営者や担当者との会話の中では「ユニック車」と紹介されることがありますので、会話レベルではユニック車で構いませんが、書類上は「〇tクレーン車」や「クレーン付〇tトラック」という表記にするのがよいでしょう。
SHARE
シェアする
[addtoany] シェアする